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カテゴリ[Breath<SS>]の記事
  • 2011/08/31(22:35) 『『Breath』<SS>雪の夜に 1』
    懐かしいマンションの下に立って、悠樹はちょっと嬉しくなった。空は今にも雪が降りそうなぐらい、重い雲に覆われていたけれど。悠樹の気分は晴れ晴れとしていた。外の寒さも忘れてしまうぐらい、しばらくの間、そのマンションを眺めた。さんざん眺めて満足してから、悠樹は手の中に握りしめた鍵を見つめる。今日は久しぶりに漣のマンションに泊まることになっていた。5日前のクリスマスイブイブに漣との関係が元に戻ったばかりだ...
  • 2011/09/02(17:37) 『『Breath』<SS>雪の夜に 2』
    キッチンのほうから良い香りが漂ってきて、悠樹は急にお腹が空いてくるのを感じた。考えてみると、昼に少し食べただけで、何も食べていなかった。気になってキッチンのほうに行ってみると、いろんな料理が同時に完成するところだった。本当に短時間でよくここまで手際よく作れるものだと、悠樹は改めて漣の料理の腕前に感心してしまう。前菜からサラダ、メイン料理まできっちりとそろったそのメニューは、盛り付けも完璧で、店で出...
  • 2011/09/03(17:16) 『『Breath』<SS>雪の夜に 3』
    ベッドの上の布団の感触が、冷たくて気持ちいいと悠樹は思った。そして、懐かしい気持ちにもなる。一緒に過ごしたのはほんの数ヶ月程度のことだったが、それでも毎日ここで漣と一緒に眠っていたのだ。漣はすぐに悠樹に手を出してこようとはせず、その顔をじっと見つめながら、顔や頭を撫でてくる。「気分は悪くないか?」「うん……ぜんぜん平気だよ」酔ってないんだと改めて訴えるかのように、悠樹はそう答えた。その答えに漣は笑っ...
  • 2011/09/10(12:21) 『『Breath』<SS> It's so easy 1』
    悠樹が治療のためにニューヨークへ行ってから三ヶ月。ようやく最近になって、淳平は大学にいる時間を一人で過ごすことに慣れはじめてきたところだった。小学校の時からいつも悠樹が一緒だったから、ここまで長い期間を一人で過ごすことに慣れるのは時間がかかった。他にも友人は何人かいるものの、悠樹ほど親しくしてきた人間はいない。誰と一緒にいても、違和感を感じてしまうことにだけは慣れることが出来ないようだった。大学は...
  • 2011/09/11(11:03) 『『Breath』<SS> It's so easy 2』
    マフラーとともにその場に取り残され、文礼はしばらくの間立ち尽くしていた。彼が校舎のほうに駆け出していってから間もなく、始業を告げるチャイムが鳴っていた。間に合ったのか間に合わなかったのか、微妙といったところだろう。文礼はもちろん、彼の顔を知っていた。彼の名は真咲淳平。悠樹の幼馴染で漣とも面識がある。さらには日本でも最大級の酒造メーカーの御曹司で、家族構成は両親と兄、姉の五人家族。大学卒業後はそのま...
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プロフィール

日生桔梗

Author:日生桔梗
オリジナルの18禁BL小説を書いています。

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